古いノート・・・・の巻き
2008年4月10日(木)
本棚の整理していたら、奥から古いノートが出てきたよ。
北海道から上京して1ヶ月くらいの頃のことがいっぱい書いてあるんだ。坂田君18才。
都会に圧倒されながらも、なんとかやっていこうという懸命な姿。
読んでてあきれた。(笑)自意識過剰も凄いしな。(笑)
例えば、初めて新宿の喫茶店に一人で入るまでの心の動きがずるずる書いてあるんだよ〜。(笑)
持っていたお金があまりなくて、帰りの電車賃のこともあるし、お店の中に入る前に、コーヒー一杯の値段がいくらか知りたくて・・・。
そんなもん入ってからテーブルについてメニュー表でも見りゃ良いじゃないかと思うでしょうが・・・それが、一度入ってすぐ出たら(もし値段が高くて頼まずにすぐ出るのは)悪いんじゃないか、恥ずかしいんじゃないか、って思ってるらしいのよ・・・。
坂田君、なんとか店の外の窓越しからテーブルのメニュー表(値段)を見ようと、
店の側を行ったり来たりするんだね。(その方がよっぽど怪しいって)
とうとう窓からはメニュー表は読めず、値段判らず、店の看板に書いてある電話番号をメモして、近くの公衆電話からお店に電話するんだね。「すみせん、コーヒーはおいくらですか?」(あんた馬鹿かね電話代10円かかるだろうに・・・。それか、入る前に店の入り口で聞けよ!)
値段はたしか、120円だったかな。(時代だねぇ)
それを聞いて、やっぱ自分には高いとあきらめてその日はアパートに帰ったという一日。
(やっぱこの人少し変かも・・・笑)
最後に〜、「いつか値段気にせず喫茶店でコーヒー飲みたいな。無理かな。帰ったら飲めるからいいか」って書いてあった。
・・・・さすがに今は値段とかあまり気にすることなくコーヒーたのんでるけど・・・。
でもあの頃、頑張って買った粉のインスタントコーヒーをアパートで飲んだ味の方が何故か美味しかった気もするな。(ほろ苦い青春の味かもな)
そんな過去のあるおさちゃんでした・・・。
奇しくもそれは4月10日だったの・・・。おお。
ではまた。